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防災講話 開催(2017年4月8日)

今回の防災講話は4月8日の総会の前に大場・みすずが丘地区センターで開催されました。


 2015年以降ずっとお願いしている、桐蔭大学客員教授の佐藤栄一先生に講師をお願いました。

 佐藤先生は自衛隊から消防に移られ、保土ヶ谷消防署長などを歴任され、現在は防災アドバイザーとして、青葉区周辺地域において、実践的で意味のある防災活動の普及を推進されていらっしゃる方です。

 今回は“真の自助と共助の違いと正しく理解しよう”というタイトルで、自助の立場で行動する際と、共助の立場で行動するのかの違いを学ぶべく、行政の失敗、市民の失敗の実例、熊本地震以後の行政の姿勢の変化や防止活動の内容の変化について、実際に合った話をもとにご紹介していただきました。特にマスコミが報道しない行政の失敗については、防災講話でしか聴けない貴重な情報でした。


自助において元も大切なことはまず火を消すことであり、火事が起きると救急車はかけつけられないという大問題が発生するというお話がありました。

 地盤が固く、表層土による揺れ増幅の心配がない荏田北2丁目の場合、ブレーカを落とさず避難した後の家屋損傷による火災発生、停電して再び復電した際の漏電火災の二つが、想定されるリスクの中で最も恐れるべきものであるという考え方がサポートされたと感じました。強い地震の際に、自動的に各家庭のブレーカが落ちる装置を導入することにより、このリスクを軽減したいと決断し、総会で予算を承認していただきました。


共助で大事なことは、日ごろから他者のために何ができるかを考えておくことと、いざという時のために仲間・頼れる人を増やしておくこと、すなわち日ごろの人間関係・親睦活動というお話もありました。

 荏田北2丁目自治会の親睦会や、バスツアーはそのための場ですから、積極的にご活用ください。


 時間の関係から説明はありませんでしたが、高齢者の対策、熊本地震の教訓、災害対応の一口メモ・工夫等の自助の知恵が、当日の配布資料に箇条書きでまとめられています。

 お話の内容は、荏田北2丁目防災会の今年度の活動方針とよく一致していると認識し、自信を持ちました。


“自分がまず助かるための自助”と “他人を助けることにより、自分も助けられる共助”が防災活動の両輪でありますが、後者はおもに防災訓練によって習得し、自助及び共助が機能できないような巨大災害は主に防災講話で習得すると理解しております。そういう主旨で今後も防災講話を継続してまいりますので、積極的にご参加ください。

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